a day

ハローでグッバイな

神様のカルテ

息子の幼稚園が始まると同時に行ってきました。

平日の館内でも、そこそこ人が入っておりました。年齢層が広かった。中学生くらいから、年配の方まで。
ポップコーン、コーヒー、映画。
子供は元気に幼稚園。至福のときですね。

以下感想です。未見の方、ネタバレちゅういです。


悪くなかったです。良かったような気もします。
原作と同じ印象でした。
つっこみどころはいろいろあるんだけど、どうしたってグッときてしまう。
何かあるんだろうなと思います。美しい物が。
原作も映画も、共に見て良かったです。

翔くんは。 悩んだねぇ、って感じがすごくしました。
ほんとうは、芯の部分は何もしなくても合ってるような気がするのに、作りこんだ部分がどうにも違和感でした。寝不足を表したかったのかな。飄々としたかったのかな。なんかもうちょいなんとかしてあげたい感じがしました。髪型含め。
だけどでも。肝心のところはとても良かった。御嶽荘の学士さんを送り出す場面とか、最後の泣きとか。そこが良くて良かった。

あおいちゃんはいちいち可愛かったです。もともとファンタジックな役ですものねー。あのふたりなら子供もコウノトリが運んできたかもしれない!「バンザイ」が、唐突なのにさすがと思った。
要潤くん素敵だった〜。あんなに砂山さんカッコイイなんて!声がいい。もともと好きだったけど声には初めて気づいたなぁ。
吉瀬さんがかっこよかった。画面がひきしまる感じ。頼りになる美人看護婦が、この病院には何人いるんだろう。
柄本さんはイメージぴったり!狸ぴったり。

御嶽荘のところはやっぱり描き切れない。でも無くすわけにもいかないし、病院のシーンを減らせない。しょうがないのかなぁ。
一緒に行ったダンナは原作未見で、人間関係がよくわからなかったと言っていた。
カメラアングルが、なんか気になった。普段そんなの気にしないんだけど。そこをアップで?とかそこから撮る?みたいなところが結構あった。

っていろいろ率直に書いてしまいましたが。スミマセン、文句言うことはたやすいんです。


映画も本も、どうしても心につきささる言葉がふたつあって。
「学問を行うのに必要なのは気概であって学歴ではない」
「病むということは、孤独なことです」
ほんとに、魂でもこめられたかのように、胸に響きます。涙が出そうになります。
翔くんと加賀さんの声音で、頭に止めておこうと思います。