Presents
ね、ねんがじょう…。
毎年せっぱつまらないとできない。終わるまでスッキリしないんだから、さっさと取り掛かればいいものなんだけど。宿題か?これは…。
子供のころは手書きでウキウキ書いてた気がするのにね。芋版とか掘ったりね。
いつからこんなに作業めいてしまったのか。
- 作者: 角田光代,松尾たいこ
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2005/12
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 38回
- この商品を含むブログ (110件) を見る
ブックオフで売ってたので買って読んだ。
好きな作家さんのひとり。
女性が人生でもらった贈り物をテーマにした短編集。
誰もがどこかで体験したような感情を、なんでもない日常に載せて印象的な言葉で描かれている。
あの時のあの感じを思い出す、ノスタルジー。
でも全部読み終わると、どんな話だったっけ?って思うほど忘れてしまって、なんかまぶしいような印象だけが残った。
わたしはこの本を、何か煮込み料理を作ってて、台所のちっこい椅子に座って読んでた。読んで、しおりをはさんで作業して、終わったらまた読む。
そんな読み方がすごく合っていた気がする。
読んでる最中がのんびりとして、楽しかった。
ハードさはまるでないけど、良かったな。きっとまた読み返す。