a day

ハローでグッバイな

ないしょないしょ

「パパにはないしょにしといてね」
と、時々言われる。
先生に怒られたときとか、なんか失敗しちゃったときとか。

まだ5歳だから、失敗といってもたわいもないもんで、聞いたら誰もがわははっと笑ってしまうようなことだ。
だけど、本人にとっては死活問題みたい。

別にパパに知られたところで、怒られるわけでもない。
実際はわたしのほうがずっと怒ることは多い。
だけどその「わははっ」が問題みたい。
息子にとってのパパは、自分より上の遊び相手であり、ライバルみたいな感じもある。
かっこ悪いとこ見せたくない、笑われたくないって思ってるようだ。
溶け合うような母子の関係とはまったく別のもののように思える。

わたしとしてはこんな面白いこと、「ないしょ」って言われてどうしようかなと思う。
「あの子さ〜、こんなことやって、パパにはないしょって言ってたよ〜」
って言いたくてしょうがない。
だけど、まぁ「ないしょ」って言われてるし。
子供といえども、人が「ないしょ」って言ってることを漏らすのは、信頼を損ねることになるかもしれない。
うずうずしつつも、がまんがまん。

そうこうしてるうちに、息子が自ら喋ったりとかするのだ。
なーんだって感じだ。ないしょじゃねーじゃん!って。
ちょっとはね、わたしも「ないしょ」の優越感あったんだなって思う。

いつまでも「ないしょ」って言いながら、いろんなこと話してくれるといいんだけど、
んなわけないんだよねー、きっと。ε-(´・`) フー