a day

ハローでグッバイな

あれを楽しみに

夜中の咳があまりにひどく、咳止めも効かないので、思い切って呼吸器専門内科に行ってみた。さすが呼吸器専門で、待合室がみんなゴホゴホしてる。ゴホッと誰かが咳するとあちこちで連鎖するようにゴホゴホと。人の咳を聞くとなぜか出るのだ。咳も脳の命令から出てるからだろうか?
世の中こんなにも咳してる人がいたのかって思いながら待ってた。

息を吸ったり吐いたりする検査をしたり、レントゲンを撮る。ちゃんと検査をするのは初めてだ。
「息を吸うのは上手なんですが、吐くのが苦手みたいですねぇ」、と先生が言う。いえ、そんなもん苦手じゃないですが…?と思うのだけど、数値で見ると75歳の平均くらいの量しか吐けていないらしい。常に気管支に炎症がおきている状態で、息が吐きにくくなっているんだそうだ。
喘息ですね、と言われる。うすうすそうかなと思っていたけど、やっぱりそうかー。

大量の薬と、呼気の量をはかる機器、喘息日誌を渡される。毎日呼気をはかって記録しなきゃいけないんだそうだ。定期的な通院が続くと思うと、医療費が痛い…。生きていくってお金がかかるなぁ。
だけど、すこしほっとする。今までだましだまし抑えてきたものに、名前がついて筋道が立った。

ステロイドの内服薬が出ていた。さすがに強力で、飲んだらびっくりするほど咳がおさまった。だけど覚醒作用があるらしい。飲んでいた3日間は目が冴えて冴えて、ちっとも眠れなかった。すご。
副作用について調べていると。この薬を「飲んでいる人のスレ」とかがあった。喘息だけじゃなく、膠原病や、リウマチ、大腸炎、いろんな人が飲んでいる。短期間しか飲まなくてよい人は副作用も一時的なものしかないけれど、長期間服用の副作用は大変そうだ。肥満も不眠も生理不順も、どれもツライ…。副作用に苦しんででも、それを飲むしかない人がいること…。病気の不安や苦しみは、いろんなところにあるんだと、思った。
ということを思ったのも、自分が飲んだからであって。すこしでもその片鱗を体験しないことには、想像すらできていない。わたしはなんて、わたしのことしかわからないんだろうと思う。

それはさておき。待合室にこれがあった。

宇宙兄弟(1) (モーニングKC)

宇宙兄弟(1) (モーニングKC)


何気なく読んでみたら面白くて。順番を呼ばれたのに、「あ〜もうっ、いいとこだったのに!」って思ったほどだ。4巻まで読んだ。夢があって、ワクワクする。
正直、続きが読みたくて早く予約の日がやってこないかと思う。
話題になるのにはそれなりに理由があるもんだなーと、何度目かわからないがまた思う。