愛好家

少数派な気はするんだけど、ひきわり納豆が好きだ。普通の納豆も好きだけど普通のより好きだ。
なんでだろうね？
ふぞろいなつぶつぶ感とか、さらっとまとわりつく感じとか。
ちょっと違いますけどたいした違いじゃございません、割れてるだけです、みたいな風情もいい。

夫も息子も納豆は好きだけど、ひきわりは嫌う。
「こんなの納豆じゃねぇ」とか「なーんか味が違うんだよねー」とか言う。
でもあんたら納豆巻きのときはなんも言わないで食ってんじゃん！と思うんだけどさ。
だから食べたくなったら、こそっと買ってひとりの昼ご飯に食べる。3パック入ってるから、今日で3日目だったけど、やっぱりおいしい。
わたしはひきわり好きの人にあったことはないけれど、スーパーにはかならず売っているから愛好家はいるんだろうな。

食感でいえば。マクビティのビスケットもかなり好きだ。噛むとザクザクざらざら。
あと、お盆にお供えするらくがんも好きな食感だ。コクッとしててこなこなしてて。
月餅のあんこの中の松の実的なものもいい。しっとりの中の違和感。
食感が好きっていうのは、味が好きってよりも、なんか快楽的というか。食べてる間はわたしだけの快感みたいなとこってあるような気がする。

でも、ひきわりの食感が好きな人も嫌いな人もなんとも思わない人もいるわけで。
そこには何の差があるんだろう？遺伝子にくみこまれているんだろうか？環境的要因？ひきわり納豆好きパーソナリティとかあったら面白いのに。
なんてホントどうでもいいことを考えつつ。

ちなみに嫌いな食感は、棒のアイスとか氷菓の、棒に向かって霜柱みたいに凍ってるのがダメだ。かじったらシャクッみたいな。ああ、思い出しただけで寒気がする。なんでみんな平気なんだろ。

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こないだテレビで見かけたこの歌。斉藤和義さんの「ひまわりの夢」

変わらぬ青臭さが好きだ。

溶けてしまうよ　チョコレートアイスクリーム

この一行にやられた。完璧じゃないか。