a day

ハローでグッバイな

化石のロマン

瑞浪市の化石博物館というところに行ってきた。無料で化石が発掘できるらしい、と聞いて。

化石を発掘とかいってもね、そんなマネゴトみたいなもんでしょ?
掘りやすいように、なんか人工的なコンクリみたいなのに埋めてあるんでしょ?
それをちょっとコンコンってやって「とったー!」みたいな感じでしょ?
と勝手に思っていたわたし。行ってビックリ。


広大…。
目印もない…。
管理者もいない…。
ここ全部、掘ってよし!!!えー。スゴイ。

正直、子供にはムリ!飽きる!力がいる!根気もいる!
代わりに大人が夢中になる。
持参したトンカチとタガネで、必死になってカンカンコンコンやっているのはみんなおじさん。笑(うちの夫含む)
子供は川に石投げて遊んでたりする。それはそれで楽し。


掘り出した貝の化石。10cmくらい。これ一個掘り出すのもめっっちゃ大変。
他にも葉っぱの化石や、ホタテ貝の化石などが出てきた。
えー、中が石だよ。すごいね。(化石だもん、そりゃそうだ)
時が詰まっているような、そんなロマンはある。

わたしはたいして化石に興味があるわけではないけど、コツコツ作業が大好きで、ムキになって掘っていた。
この宝探し感覚、一日中でもやっていられるかもしれないと思いながら、日が傾くまで夢中になって掘っていた。

だけど。あれだけ頑張って掘って、その時はすごい宝物みたいにいいものに思えたのに、家に帰ってみるとなんだったんだろうっていうくらい色褪せるのが不思議だ。
ポロポロと石や貝の模様が落ちてゆくし、割れるし、わたしはせっせとゴミを掘っていたんだろうか?と思うくらい。
海で拾った貝殻とか、川で拾った綺麗な石とかも、そういうことあるよねぇ。もっと綺麗に見えたのになって。

男の子って化石が大好きだ。
アンタ化石っていったい何か知っているの?って頃から、「カセキ!すっげ!」って。
カセキって響きにもう興奮、わけもなくワクワクするみたい。
うちだけじゃない、近所の子もみんな好きだ。
「Aくんはサンヨウチュウの化石持ってるんだって!」
「すっげぇ!!!いいなー!」
え、みんなサンヨウチュウって何か知ってるの?
「…ん、あれだよね」「ね、あれだよ」みたいな。そんな感じ。

化石博物館の中はこんな感じ。

入館料が200円。連休なのに人も少なく、すこしさびれているが、こういうこじんまりした博物館は結構好きだ。
市民公園の中にあって、小さい子供も充分に楽しめる。

その時にねだられて買わされた恐竜の卵。

卵に小さな穴があいていて、そこから水が入るようになっており、中の恐竜が水でふくらみ、12時間から24時間で生まれるんだと。これ、上がすこし生まれかけている。 …なんか…キモっ…。(小声)
子供心をくすぐるようにいろんなことを考えるもんだなぁ。