a day

ハローでグッバイな

外の空気

友達のパートを1日だけお手伝いした。久しぶりに外で働いて、楽しかった。お手伝いだから、責任もなく命令されるとおりに動くだけだったので。

没頭する、という感覚を思い出した。家のことはさておき、子供のこともさておき、目の前の作業を終わらせることだけ考える。手を動かして。
無になる。

採点バイトがあるときは、家で何日もコツコツやってるときもあるけれど、無にはなれんのだ。家だから。人の目もないし。頭の中はぐるぐるごそごそしていたりする。
おっと、洗濯物入れなきゃとか、今晩の献立考え始めちゃったり、それこそうっかりPC開いてみたり。

家にいると、近視眼的になるというか、すこしのことをうんと考えてしまったり、たいしたことじゃないのにどうしても必要なことに思えてしまったりしているのかもしれない。ひとつの世界のひとつの悩み事に、頭の全てを使ってしまう。

外で働くのは大変だけれど。いろんなことを忘れられる瞬間はあるよなぁと思う。人と接するのも大きい。だいそれたことじゃなくていいから、やったことを認められたい、そういう部分もやはりあるのだなぁと思ってしまった。
アドレナリンがむくむくとした。いいリフレッシュになった。人の誘いには乗ってみるものだ。

その会社は、内職さんを斡旋する仕事だったのだけれど。
毎日何時間か、場内内職に来ているおじいさんが、言ってた。
「家におったってすることあらせんから。こんなとこで暇つぶししているなんてな、人生ふしぎなもんやでな」って苦笑しながら。
うむ。