a day

ハローでグッバイな

またね

♪春はお別れの季節です〜
♪みんな旅立って いくんです〜

仲良くしていた友だちが急に東京に引っ越すことになり、そんな心境です。
今日が、こっちで会えるのはたぶん、最後でした。

話が突然すぎて、会ってもなんて言えばいいのか。。。だったのだけれど、
「もう〜!ほんとショックだったんだからね〜!」とか明るく言った。
いつもみたいに幼稚園の話とかなんでもない話したり、引越し先のことをいろいろ聞いたり。
けど、ふとしたことで思い出話になってしまい、お互い泣きそうになったりしながら、でもこらえて。
しんみりしたら、もう会えないような気がしちゃうからと思ったんだけど、なんかいろいろ言い足りなかった気がしてならない。ちゃんと新生活を応援してあげられたかな〜…。
今まで、たくさんのお別れをしてきたはずなのに、こんなに切なく思ったことはないような気がする。
よく考えたら、今まではわたしが出て行く側だった。見送られる側だった。
出て行く方にはそれなりの決断があり、覚悟があり、新しい生活に向ける気持ちがある。
実は残る方が寂しいんだと気づいた。
歳をとったせいもきっとある。変化に臆病になる。

息子同士も仲良しで、まだずっとずっと遊べると思っていた。
親も子も気が合うということ、実はそんなに多くない。
息子が、その子にお手紙を書いた。
 
とうきょうにいっても ぼくのことをわすれないでね。

そこまで書いてちょっと悩む息子。
「あと何を書いたらいいと思う?」って聞くから、
「いままでなかよくしてくれてありがとう、とか書いたら?」って言ってみた。すると。
「東京に行ったって仲良しなんだから、それは僕書かない。」ってきっぱり。
なるほど…。そのとおりだ。ありがとうって終わりみたいで切ないものね。胸がいっぱいになった。
そしてまたちょっと考えた息子は、

 また あそびにいくね。

ってつけたしていた。
こどもたちは、今日もいつもみたいに楽しく楽しく遊んでいた。