a day

ハローでグッバイな

夏休み始まりました

暑いと眠いのはわたしだけだろうか?

と思って検索してみたところそういう人結構居た。エアコンつけずに居たりすると、眠くて眠くてたまらなくなる。意識を失うように寝れる。
なんでそうなるかという有力な説としては、体温の急激な上昇により、体が体温を下げなければ!と思って眠らせようとする、とか。一理あるじゃないか~。
 
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夏休みが始まったよ〜。長いよなぁ。もう始まってしまったら諦めるしかない。思えばわたしの頃の夏休みだって長くて退屈だった。それが夏休み。永遠に続きそうなものが終わる時のキラキラとした切なさ。それも夏休み。
うちの子もそうだけど、今の子供は退屈な時間って減ったよなぁと思う。何かと忙しい。何かと楽しいことを用意してもらえる。めくるめくレジャーがムリなら、ゲームやDVDで。
でも、退屈から生まれる何かってあるんじゃないかなぁと思う。頭の中を全て何かの刺激で埋めてはいけないんじゃないかと、思うのだ。退屈じゃないと見ないもの、しないこと、考えないこと、もあると思う。
 
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こないだ絵本図書館で借りた本が面白かった。

子どもの詩集 たいようのおなら

子どもの詩集 たいようのおなら

4歳から8歳くらいまでの子供が書いた詩集。優秀なものを集めた、という感じはあまりしなかった。いろんなのがあってそれがおもしろかった。子供の表現ってたまにすごいなぁと思う。
たとえば、表題作。
「たいようのおなら」
たいようがおならをしたので
ちきゅうがふっとびました
つきもふっとんだ
星もふっとんだ
なにもかもふっとんだ
でもうちゅうじんはいきていたので
おそうしきをはじめた
なんか、ユーモラスにはじまって、わーっと盛大にふっとんで、どうなるのかな?と思ったら、最後おそうしきかぁ!と。急にいそいそと、ちんまりした感じにおさまって、それが優しくって救われるなぁと思った。
 
たとえばもうひとつ。
「いのうえさん」
ひとのこころがうつるかがみがあったら
ぼくが
いのうえさんをすきなことがわかってしまう
こまるなぁ
いわおくんもすきやったらどうしよう
ほんまやなぁ~って言いたくなる。いわおくんのリアル。かわいくってなんか好き。
 
ドキッとしたのはこれ。
「いぬ」
いぬは
わるい
めつきはしない
 
しないわ~~!
「わるいめつき」っていう言葉でいろんなことを含んでる気がしてしまう。すごい言葉だなぁ。ちょっと思わず反省してしまうような。
 
ちょっと他者を意識したような上手なのもある。もっと思ってることそのまんまのような赤裸々なのもある。そのバランスが絶妙なものもある。すごくたくさん載っていて、だんだん子どもの世界に惹きこまれる。
「おとうさん」を書いたものがすごく多くて、おとうさんって存在は、身近な不思議であり異人であり、おもしろいものなんだろうなぁと思ったなー。

編集をしている灰谷健次郎さんはあとがきで、
子どもの詩を読んでいると、ほぐされたように気持ちが柔らかくなり、いつか平穏になっている。もっと積極的に、生きようとする力のようなものが湧いてくることさえある。
って書かれてて、ほんとにねーって思った。息子に借りてきた本だったけど、良い出会いだった。