a day

ハローでグッバイな

秋の味覚も

日が落ちるのが随分早くなった。寂しいようで、でもなんかホッとする。夏に疲れた体が睡眠を欲しているような気がする。重たくなった布団が気持ちいい。

芋掘り遠足で掘ってきた芋がやたらな大きさだった。

試しに体重計ではかってみると1.4kg…。
大人としては、もうすこし適度な大きさのおいしそうなものを掘ってきてよ、といいたいが。きっと大きさ自慢しあったんだろうね、目に浮かぶ。

「ママ、スイートポテト作って!!」
「ほほう……」(わたし)

幼稚園で、さつまいも料理の絵本をみんなで見て、お母さんに何を作ってもらうか相談したんだそう。
「ええ、いいわよ♪」と即答できる母親になりたいもんだけど、3食以外で台所に立つことについついめんどうくささが先に立つ。
でもこんなデカい芋をふかすわけにも焼くわけにもいかないし、どう見ても大味っぽいので甘み入れたほうがいいだろうってことで、…まぁじゃあ、作る?ってなって。


作った。この芋3分の1本で、この量…!

普段お菓子作りをしない人が急に思い立って作ると、いろいろと不便がある。
まず焼くカップがないので購入。
古い量りが、正確に機能しているのかやや不安。
無塩バターも当然ないので、マーガリンで代用。
バニラエッセンスもあるにはあるけど何万年前のものだろうって代物。
砂糖も茶色い三温糖
テリを出すために卵を塗るハケがない。
誰か、そこのマンガ読んでる男共!スイートポテト、買ってこーい!って言いたくなる。

でも。全て終わって、焼けるのを待っている時間だけは、楽しい。生き物のようにふっくらしてきて、じょじょに焦げ目がつき、いい香りがしてくる。そのワクワク感は、しあわせなものだ。

仕上がりは。
最初はおいしかった。2,3個は好評だった。
ただ、当分我が家ではスイートポテトは誰もいらない。
たくさん食べちゃ、いけないね。